音楽と数学と文様

透き通って硬質な、「仕組み」のある美しさ

「音楽」「数学」「文様」の間には深い関連性があると思っています。なのでそれらについて思うことを書いていく予定のブログ。
数学について、幾何学文様について、結晶構造について、アクセサリー作りその他いろいろものづくりについて、その他いろいろ、など。
とは言っても全然関係無さそうな好きな本のこととか日々のこととかもあれこれ書く予定です。自作アクセサリーの写真なんかもアップしてく予定です。
あと、大学は一応心理学系だったのでそういう話もいろいろ書きたいです。

はじまりはじまり

はじめまして。
無限結晶Mと申します。

いっちばん最初の記事なので、自己紹介とかこのブログ立ち上げの趣旨など書いてみようと思います。

えーっと、まず自己紹介か。
一応IT系企業に勤めている妙齢?女性です。まあもういい歳です。
以前は割とフツーなシステム開発系の仕事してましたが、今はBI(ビジネス・インテリジェンス)系の業務の会社にいます。
学生時代から数学とか好きで、もっと数学寄りの仕事がしたいと思い、BI系の会社に転職しました。
今後はもっと数学を駆使したデータ分析系の仕事ができるようになりたくて、現在統計学とか数学勉強中です。

 

お仕事はそんな感じです。が。

私の人生最大の関心事は多分アクセサリー作りです。
小学生の頃から、とにかくちまちませっせとものづくりに勤しんできました。一番最初はフェルト小物だったかなー。
フェルト小物、刺繍、ビーズ、編み物…。
学生時代からそういう手芸系ものづくりのあれこれに手を染めてきました。
就職して3年くらいは仕事だけでいっぱいいっぱいで、そういうことが全くできなかったのですが、段々「社会人」というものに慣れてきてからはまたあれこれ作るようになり、今ではそれが人生のメインです。
材料費の為に働いてます。ハイ。

そんなモノづくり人生の中でも特別に大切なのは「ビーズアクセサリー作り」です。
このことを「私の人生の中心事項」と決めた時、不思議な安堵感を感じました。「やっとたどり着いた」みたいな…。
それくらい、石とビーズを駆使してあれこれ作ることは私の人生にとって大切なことです。


そんな、私にとってとても大切な「アクセサリー作り」を実践しているときにしばしば感じることがありました。


アクセサリーを作っているとき、しばしば「アクセサリー作りは音楽のようだ」と思うことがありました。
自分が納得できるレベルに到達した作品からは、何か不思議なメロディーが聞こえてくるような気がしたのです。

アクセサリー作りのプロセスは長いです。
あれこれと石の配置パターンを試してみて、地道な試行錯誤の末にようやく納得できるレベルのものが出現します。
そんな風に、ようやく納得できるレベルで完成したアクセサリーからは心地よいメロディーが聞こえてくるような気がしました。

納得できるパターンを探して、あれこれ試行錯誤している時間は、楽しくも辛い時間です。
「なんかちょっと違う」なデザインのものが沢山出てくる。
(でもまずはそれを出してみないと納得できるレベルのものに到達できないのですが)
そういう「なんかちょっと違う」なデザインを見ていると、変な不協和音のような、耳障りな音が自分の中で鳴っているかのような気持ちになりました。
それはなかなかに辛いプロセスです。

そしてそういうプロセスの末に、ようやく納得できるデザインと出会える。
そういう時は、心地よい、調和のあるメロディーに包まれているような感覚に陥ります。ある意味至福の時間です。
そういう瞬間を求めて作り続けている、という側面はあります。


そういう経験を経て「アクセサリーは音楽のようだ」と思うようになりました。
作る過程で、そして完成品を眺めたり身につけたりしている時に感じる音楽。
そういうものがあるような気がしました。

そしてそれは、本当に「私だけの内なる音楽」です。
外から与えられた音ではない。
アクセサリーを作っている時、見ている時、身につけている時に自分の中に立ち現れる「内なる音楽」です。

「そうかー!音楽家ってこういう<内なる音楽>を実際の音楽に変換できる能力がある人なんだ」と何となく悟りました。


「内なる音楽」を外界に具現化する方法はいろいろあって、その音楽をそのまま実際の音楽にするという手段もあるけれど、アクセサリーという形で表すという方法もあるのかも知れない、と思いました。
そして私はどうもそういう傾向が強いタイプであるのだろうなーと。
だから幼い頃からあんなにもあれこれ作るのが楽しいタイプなのだろうな、と思いました。

 

「アクセサリー作りは音楽のようだ」と思うのと同時に。
「アクセサリー作りは数学のようだ」と思う瞬間も多々ありました。

デザインをあれこれと考えている時。
作り方の手順をあれこれと考えている時。
バランスの良い形にする為にビーズの大きさや個数の辻褄の合わせ方を考えている時。

そういう時の頭の使い方は、どこか「数学の問題を解く」時の頭の使い方と似ているような気がしました。


デザインを考えている時とかの頭の使い方は、数学の図形問題を解いている感じととても似ているような気がしました。
デザインを考えている時は、本当に色々な線や形が頭の中を飛び交っています。
その思考世界はどこか図形問題を解く感覚と似ているような気がしました。図形問題の解法を考える時も、頭の中で図形をいろいろ動かしますよね。
そうう感じがとても似ているような気がしました。

ビーズの大きさや個数の辻褄合わせを考えている時の頭の使い方は、計算問題や論理問題を考える時の頭の使い方と似ているような気がしました。
これはどちらもひたすら論理を積み重ねてくいくような頭の使い方で、そういう側面が似ているような気がしました。

 

アクセサリー作りは音楽のようだ。
アクセサリー作りは数学のようだ。

それが、実際にアクセサリーを作り続ける者としての実感でした。


そしてその実感から「音楽と数学と文様」というテーマが浮かび上がってきました。
この3つの間には密接な関係があるのではないか。
そんな風に思うようになりました。

そしてそういう方向で本とかネットとかで調べてみると…、出るわ出るわ。
この3つの関係性は、別に私一人が感じてたことでも何でもなく、大昔から沢山の人が考えてきたことなのだわーと知りました。

そして、私もそういう歴史の一部になりたいと思いました。
「音楽と数学と文様」を自分の人生の大きなテーマの1つとして、いろいろ作ったり数学の勉強をしたりしようと思うようになりました。


このブログは、そんな私の「音楽と数学と文様」に取り組む記録ページにしたいなーと思っています。
作った作品を掲載したり、数学についてあれこれ思うことを書いたり…。
私がこのテーマに取り組む中で生まれるあれこれを記録するページにしたいです。


と言っても、テーマとは直接関係無いような日記っぽいことも書くとは思います。本の感想とか。いろいろ考えたり思ったりしたこととか。
あまり内容を限定しすぎるのも味気ないので。

とは言っても、やっぱり「音楽と数学と文様」は私の人生の中の大きなテーマ。
何とか頑張ってこのテーマに真剣に楽しく取り組みながら、自分なりの花を咲かせていきたいです。


どうぞ宜しくお願い致します。