音楽と数学と文様

透き通って硬質な、「仕組み」のある美しさ

「音楽」「数学」「文様」の間には深い関連性があると思っています。なのでそれらについて思うことを書いていく予定のブログ。
数学について、幾何学文様について、結晶構造について、アクセサリー作りその他いろいろものづくりについて、その他いろいろ、など。
とは言っても全然関係無さそうな好きな本のこととか日々のこととかもあれこれ書く予定です。自作アクセサリーの写真なんかもアップしてく予定です。
あと、大学は一応心理学系だったのでそういう話もいろいろ書きたいです。

ボードゲームと数学

長い期間更新できておらず申し訳ございませんでした。


更新していない間もものづくりや数学への情熱は衰えておらず、むしろそっちへの情熱が故に更新が滞っておりました(作ったり勉強したり)。
申し訳ございませんでした。


さて、未更新期間中に人生に新たな要素が加わりました。「ボードゲーム」です。
急にこんなご縁ができて自分でもびっくりしております。

 

ウィキペディア先生によると、ボードゲームとは「ボードゲーム(board game)とは、ボード(盤)上にコマやカードを置いたり、動かしたり、取り除いたりして遊ぶゲームの総称。盤上ゲーム盤上遊戯とも呼ばれる。」だそうです。まっ、そりゃそーですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0


私はゲームにはあまり縁のない人生を送ってきました。


ファミコンとかプレステとか、そういうのを人生の中で購入した経験が全然なし。wiiにも触れたことがありません(なので未だにどういうものなのかよくわかっていない)。任天堂にもマリオにもサッパリ恩義なし!ドラクエとか、名前聞いたことあるだけで実際はどんなものなのかとか全く知りません。

 

パソコンに付属しているゲームもやらないし、パソコンにゲームをインストールしたことさえありません。本当に。
スマホのアプリ全盛時代になっても、辛うじて続いているのはツムツムくらいですかね…。とかく「ゲームに一生懸命になる」ということが人生で少なかったです。

なんか、ある程度ルールを把握してしまうと満足して「なるほどーそういう仕組みなのねー納得したわー」で終わってしまいます。

なかなか「クリアしよう」「もっと上手くなろう・強くなろう」「勝ちたい」という意欲が持てず「仕組み分かったら終わり」みたいなことが殆どでした。


そんな人間なので「ボートゲーム」という言葉を聞いたときも、正直思い浮かぶことがあまりありませんでした。


この言葉をはじめて聞いたとき(割と最近です)に思い浮かべたのが、子供の頃やってたトランプゲームと億万長者ゲームです。
なんか、ホントにそれくらいしか縁がなかったのです。

億万長者ゲームなつかしーなー!「ブダペスト」という都市の名前をこのゲームで覚えたよ…。
ただ、そういうゲームやってたのって、小学校の中盤くらいまでくらいだった気がする…。中学生以降くらいからは、ホントに人生の中に「ゲーム」という要素はすごく少なかった気がします…。

 

あと思い出したのは、囲碁と将棋でしょうか。
実は囲碁と将棋は子供の頃から興味があるのですが、あれは急にできるゲームではないですからね。楽しむ為にはそれ相応の修練が必要(ルールは把握してますが)。
そして、その修練を積むほどの情熱はなかった。本読んだり何か作ったりする方が圧倒的に好きでしたし。


そんな風に、ゲームというもの全般に縁が薄かった私の人生ですが、ここのところ急に「ボードゲーム」の世界にご縁ができてしまったのです。

そして一歩足を踏み入れてみると、そこには「子供の頃トランプとか億万長者ゲームとかやったくらいかなー」としか思わなかった私の想像を遥かに超える、広大かつディープ、マニアック世界が広がっていたのでした。


そもそもその数!ボードゲームってこんなにこの世界にあったの?
はじめて「イエローサブマリン(代表的なボードゲーム屋さんです)」に連れて行かれたとき、あまりの数の多さにびっくりしました。
特に海外製のゲーム!やたら大きめの箱のボードゲームが沢山あってびっくりしました。

 

そして数もさることながら、その華やかさにびっくりしました。やたらデザイン性があるパッケージの中に、本格的だったり可愛らしかったりする道具(コンポーネントと言うそうです)が沢山はいっていて、それらを見ているだけでなんだか楽しくなります。
ものづくりが生き甲斐なわたくしとしてはそういうものを見ると「うわーこれビーズで同じようなもの作れないかなー!ビーズで作ってマスコット化したらすごい楽しいかもー!」などと思ってしまいます。

それぞれのゲームのデザインやコンポーネントに、そのゲームの「世界観」のようなものが明確に現れていて、「あ、ボードゲームってこんなに奥が深い世界だったんだ。ルールと世界観と道具全部揃って一つの世界をまるごと提供している感じなんだなー。すごい精密かつディープな世界だなー」などと思ったものです。

ま、コンポーネント充実ゲームはやっぱりお値段が高くなりますけど…。

 

そして更に、ルールが奥深いゲームが多いこと!
ざっくりとしたルールを把握しただけで「うわーこれものすごく思考力使うよねーきっと。戦略が必要だ」と思えるゲーム多数。
大勢でわいわい騒ぐようなことがそんなに得意でもない私は、どちらかと言うとわいわい楽しめそうなパーティゲーム(そういうジャンルもあります)よりも、戦略が必要に思われるゲームが気になりました。


そんなこんなで、恐る恐るボードゲームの世界に足を踏み入れ、戦略が必要になるゲームをやってみた私の感想は…、

「なんか数学の世界に近いものを感じる!」

でした。


戦略を考えることはやっぱりどこか数学的思考力に近いような気がするし。
そして何と言っても、カードを引いたりサイコロを振る部分には「確率論」の匂いを感じます。
そもそも確率論はギャンブルの勝率を考えるところから生まれたと言いますし、ゲームとの親和性が高いのは当然のことです。
統計学勉強中の身としてはその「確率論の匂い」もとても気になります。
(ちなみに、ボードゲーム屋さんにはサイコロも沢山売られてますが、それを見るとどうしても統計学の参考書が浮かんでしまいます。だって確率論の話って絶対にサイコロが出てくるんですよ…。コイン投げとサイコロの話はこの手の教科書では鉄板)

 

そんな感想をボードゲームマニアの方にお伝えすると、「特に有名なゲームデザイナーの方が何人かいるんだけど、その中には数学の博士号持ってる人がいる」というお返事が…。

 

なんか、すごくわかる!
こういうゲームの設計できる人って数学的思考が発達してそう!

 

ちなみにその方は「ライナー・クニツィア」という方。ボードゲーム界の巨匠。この人のゲームはホントに沢山あります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%8B%E3%83%84%E3%82%A3%E3%82%A2

 

はあーそれにしても、やっぱりボードゲームと数学の親和性は高いような気がする。
もちろん、ゲームによってはどちらかと言うと文学的センスのようなものが大事だったり、記憶力とか瞬発力が重要だったりするような場合もあるとは思いますが、全般的に「戦略性が高い」ゲームは数学との親和性が高いのではないかという気がします。


全く思いがけず私の人生に新たに入り込んできた「ボードゲーム」という要素ですが、その要素はどうやらかなり数学との親和性が高いもののようです…。

 

やっぱり私は数学と縁があるんだわ!数学を勉強する運命なんだわ!

などと悦に入っております。

 


そんなこんなな日々なので、改めてこのブログに「ボードゲームと数学」というタグを設けて、ボードゲームに関する考察などを書いていこうと思っております。
本当は本格的にゲームの中のあれこれの確率計算考えるとか、そんな専門的に数学っぽいことを書けたらすごいですが、それはなかなか難易度が高く…。

 

とにかく、自分ができるレベルからゲームについての考察を書く事にチャレンジしてみようかと思います。
ものづくりに比べたら圧倒的にキャリアが短いのでどうなるかわかりませんけど…。

やれるとこまで頑張ってみますー。


そんな感じで、改めてブログ更新がんばりますですー。