音楽と数学と文様

透き通って硬質な、「仕組み」のある美しさ

「音楽」「数学」「文様」の間には深い関連性があると思っています。なのでそれらについて思うことを書いていく予定のブログ。
数学について、幾何学文様について、結晶構造について、アクセサリー作りその他いろいろものづくりについて、その他いろいろ、など。
とは言っても全然関係無さそうな好きな本のこととか日々のこととかもあれこれ書く予定です。自作アクセサリーの写真なんかもアップしてく予定です。
あと、大学は一応心理学系だったのでそういう話もいろいろ書きたいです。

古代エジプトとボードゲーム(ゲームの普遍性について)

ボードゲームの世界では、古代エジプトをテーマにしたものがいくつかあるようです。
装飾的にも華やかだし、なんかエキゾチックでミステリアスなムードがあるし、色々な王様とか王国とかがあるし、栄枯盛衰の歴史があってゲームのテーマにしやすいのかなーと思います。


私のボードゲーム選びの基準は何と言っても「見た目重視」なので、つい古代エジプト系ゲームなど購入してしまいました…。

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だって、装飾好きなんですよ…。アクセサリーとか石とか大大大好き人間なんですよ…。そういう人間である私はボードゲームについてもつい見た目から入ってしまいます…。すみません…(マニアに怒られそう)

 

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個人的には「イシス神」「オシリス神」「セト神」等のカードがある「神カード」がヒッジョーにツボですね。
本格的な装飾でとても美しいです…。

 

元々古代エジプトには興味があります。
まあそれは何と言っても「古代エジプトの装飾品」に興味がある訳なのですが…。
ゴールドと天然石をじゃんじゃん使った豪華絢爛きらびやかーな感じの装飾世界はとても好きです。
私はカラフルでエキゾチックで無駄に派手派手しいアクセサリーが好きなので、エジプトの装飾世界はとても心惹かれるものがあります。


そんな装飾品が見たくて、以前「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」なる展示会を見に行きました。
http://www.museum.or.jp/modules/topics/?action=view&id=503


これはカタログの写真ですが、こういう装飾品の実物を見てきました!

 

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古代エジプトの装飾品の金の輝きは凄かったです。
多分日本の一般的な18金より金の分量が多いのではないかと思います。こっくりとした濃い感じの金で、まばゆい輝きが物凄かった!
「やっぱりこういう世界超好みだわー」と改めて思ったりしていました。


そんな風に主に装飾品目当てで見に行ったのですが、実はこの展示会で古代エジプトボードゲームも見たのでした。
これ、カタログの写真です。
絵は複製が展示されていましたが、ゲームは本物が展示されていました。

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このゲームは「セネト」と言うそうで、wikiにも記載があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%8D%E3%83%88
発掘されたゲームの中では最も古いものとか何とか…
それにしても、装飾的にもとても美しいですね。

 

こちらのサイトにはセネトのルールのことなど…
http://cardiac.exblog.jp/23030122/

 

こちらのサイトでは販売してる!
http://suibi-do.com/?pid=70061827

 

 

この展示会に行った時はボードゲームにあまり興味が無かったので「ふーん」くらいの感想だったのですが、最近思いがけずボードゲームの世界と縁ができたので、この展示のことを思い出し「ボードゲームの根源性」のようなことについていろいろと考えてしまいました。

 

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人類のあらゆる文化に共通して存在している「精神的文化」みたいな事柄ってありますよね。
例えば、宗教とか音楽とか装飾とか舞踊とか演劇とか。
「人間が生きる為に物質的に必要な訳ではないのに、あらゆる地域の文明に存在している事柄」のようなもの。
私はこういうものを「人間の精神活動において根源的に必要なもの」という風に捉えています。

 

人間はたた衣食住さえ満ち足りていれば幸せ、という生き物ではない。
何がしかの「精神文化的活動」を必要とする存在。

 

そんな「人間の精神文化活動」の中でも、私は特に装飾とか音楽の方に興味があって、こんなブログを書いたりしている訳です。

 

装飾って本当に不思議ですよね。

物質的には無くても特に問題無さそうなものなのに、あらゆる文明で装飾は発達してきた。
人は衣類やら建築やらに「これでもか」という感じでいろいろな装飾の創意工夫をこらしてきた訳です。

 

もちろん、装飾の必要性には個人差がある。
私みたいな「文様大好き人間」がいるかと思えば、衣類にしてもインテリアにしても「シンプル」を好む人もいる。


でも「シンプル」とは言ってもそれは必ずしも「装飾が何もない」と言える訳ではないと思います。
「シンプル」とは言っても色や形に統一性を持たせようとする人が大半な訳です。「無地であれば何でもいい」という訳でも無い。
それは既に「シンプルという装飾」とも言える訳で。

 

そんな風に「装飾」は人間にとってとても根本的な「精神文化活動の1つ」であって、私は「それは一体どういう意味合いを持つのだろう?」みたいなことを探求したくていろいろ作ったりこんなブログを書いたりしている訳です。


そんな感じで、主に装飾や音楽という「人間の根源的精神文化活動」に興味があった私ですが、ここにきて「ゲーム」もそういう「人間の根源的精神文化活動」の1つだよなあ、とつくづく感じるようになりました。

 

だって、ボードゲームも世界のあらゆる文明に生まれているものですよね。
前述したように、ウン千年前の古代エジプトに既にボードゲームがあった。
それ意外にも、色々な地域の文化で古くからゲームが作られ、発達してきた。
(↓この辺にボードゲームの歴史についていろいろ書かれています)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0
https://gigazine.net/news/20150415-history-of-board-game/


こういう歴史を知るにつけ「ゲームって音楽とか絵とか演劇とかと同じくらい人間の精神が根本的に必要とするものなんじゃない?」と思うようになりました。

 

戦略を考えて実行すること。
競い合うこと。あるいは協力し合うこと。
偶然性を予測すること。そしてそれを楽しみ、活かすこと。(これが後の確率論に繋がっていく訳ですよね)
ゲームをすることによって他者と交流を持つこと。
ゲームをすることによって自分の性格や考え方の傾向を知ること。そして他者との共通点や相違点を知ること。

 

そういうあれやこれやは、人間の精神活動の中でもとても根源的なことなんじゃないかと思います。
だからこそ、世界のあらゆる文明でゲームというというものが生まれ、発展してきた。


私にとっては「装飾」の方が馴染みが深くて強みになるジャンルではあると思いますが、この「ボードゲーム」というジャンルも「人間の根源的な精神活動の1つ」だという考え方に沿って自分なりに体験を深めていって、ブログにあれこれ書いたりしてみたいなあと思います。


それに、ボードゲームの世界では装飾もすごく重要ですしね!何しろ装飾凝ってるボードゲームは多い!(高くなるけど)
やっぱり「装飾も含めた世界観」が確立しているボードゲームは人気がありますよね。ゲームの世界はルールだけで成り立っている訳じゃない、道具や装飾やストーリー等の「世界観」もとても大事。評価されるゲームってやっぱりそういうところもしっかりしてますよね。
そんな点でもボードゲームの世界は探求したくなります…。

 


そんなこんなで、2018年も「人間の根源的精神活動」について自分の体験や考察などをブログに書きたいなあと思います。
ホント更新頻度が低いのが申し訳ないのですが…。亀の歩みで頑張ります。

 


ところで、新年早々(1月2日)にプレイした「パッチワーク」というゲームはルール・装飾・世界観的になんかヒジョーに好みでした。
私はまあものづくり派なので、こういう世界観は好きです。
こういう道具仕立てがあるのがボードゲームの魅力なんですよねー。ただルールと真っ白なパーツだけだったら多分楽しめないです…。

 

 

そんなこんなで、2018年もものづくりや数学の勉強やボードゲームに勤しみつつ、ブログ更新など行いたいと思います。